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7月11日木曜日の事―
熱帯夜の夜、私は座椅子ソファーで眠りについていた。
洋画に見るような景色とは違って目前には暖炉では無くPC、
胸に抱いているのは大型犬では無くIpadだ。
ふと目が覚めるとすぐに猛烈な違和感が走った―
この違和感の正体とは一体何なのか。
胸元のIpadが光っている。
その日の夕暮れ時、私は近くの眼科へと向かった。
最近、見え辛くなった目を診察してもらう為だ。
思ったより悪ければ眼鏡を作ろう。そう考えていた。
50歳半ばの看護婦さんに連れられ視力を測る。
メガネ式の遮眼器を掛け、右眼から検査を開始する。
…見える…。はっきりと見える。
目の前に並ぶランドルト環は1つもボヤけてはいなかったのだ。
『この患者さんマジ自意識過剰なんですけど…。』
そんな風に思われているのでは無いか?恥ずかしさで一杯だ。
後半に差し掛かり、若干見えにくいアピールをしつつも、見える通りに答えて行く。
流石に最後の一番小さなランドルト環までは見えなかったものの、
自意識過剰レベルと言っても全く問題無い程の結果だ。
肩を落としながら左目の検査に移る。
…。
見えない…。
最初の大きなランドルト環さえ見えなかった。
勝利を掴んだ気分だった。
右眼の検査とは違ってはっきりとした言動で、
『見えません。』
と伝える。
看護婦さんはすかさずレンズを取り出し、遮眼器の左目の前に
2枚のレンズをとり着けた。
その時―
世界が変わった気がした。
見える。
見える。見える。
目の前のランドルト環も。看護婦さんの皺も。
手も。着ている服も。
目の前の景色全てがまるで別の世界のような、
より一層リアルで煌びやかな―
感動を抑えきれず笑みが零れた。
その後の診察で乱視と診断された。
乱視はすぐに眼鏡を作ると様々な不備が出るようで、
疲れ目で著しく視力が落ち込んでいる可能性もある為、
点眼薬を処方してもらい出来るだけPCやTVを見ずに過ごし、
3日~4日点眼薬を投与した後に、再び診察を受けに来て下さいと伝えられた。
先程の感動が忘れられない私は、その説明を熱心に聞き
素晴らしい眼鏡を作る為にも眼を疲れさせないように心掛けた。
眼を休ませるには…。
そうだ、睡眠だ。あの感動をもう一度、いや
これからずっとあの感動が手に入るならば。
その後の予定も考えず私は眠りに着いていた。
目が覚めて猛烈な違和感の正体を探す。
光る胸元のIpadにはメナス固定のリーダーからの着信が4件。
IphoneのLineにはリーダーからの
『でんぱまち』
『ねてんすか?』
の二つの文面。
時刻は21時22分。
固定の集合時間は21時。
全てを悟りスリープ状態のPCを起動させ、NTLと走る―
眼鏡<<<イツィコー
遅刻してすいませんでした。
2巻へ続く。(続かない。)
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